頭痛
頭部に感じる痛みや不快感のこと。頭痛といっても原因は様々です。
日本人の3~4人に1人が「頭痛持ち」という統計もあり、ある意味身近な症状とも言えます。
頭痛の分類
・緊張性頭痛
・片頭痛
・群発性頭痛
・その他別原因による頭痛(脳血管疾患、頭部外傷、髄膜炎など感染症、薬物の影響など)
「緊張性頭痛」
最も多いタイプの頭痛で、頭の両側や全体に起こるズーンとした重く感じる痛みが特徴です。
また毎日のように続くことがほとんどで、特に午後から夕方に増す傾向があります。
首肩の運動など身体を動かすことで楽になる事があります。
「片頭痛」
偏頭痛とも書き、文字通り頭の片側に起こる頭痛のことです。
特徴として拍動痛(ズキズキと脈打つ)・前兆がある・光や音などに敏感になり吐気があるなどです。
「群発性頭痛」
片頭痛と同じく痛みは片側で起こりますが、目の奥を中心にした激痛が数日間続き、それが年に数回繰り返し起こる(群発期)という特徴があります。群発期では飲酒・喫煙・飛行機に乗るなどで頭痛発作を引き起こします。発症率は1000人に1人くらいなので、先記した頭痛に比べ数は少ない。
頭痛はここ10年で増加傾向にあるようです。
あるアンケートによると頭痛頻度は10年前に比べ16%増加、コロナ禍以前に比べ25%増加したとのことです。
これはスマホやPCの長時間使用、コロナ禍での不安の増大が起因しているようです。
コロナ感染やワクチンの後遺症と決めつけるのはよくないが、その辺は不明です。
ただ精神的ストレスや眼精疲労、肩こが頭痛の要因であることは間違いないです。
それともう一つ。「季節の変わり目」も頭痛の要因にあげたい。
気象性の頭痛=気圧による頭痛=片頭痛と言われてましたが、決してイコールではありません。
特に温暖化の影響で夏は猛暑、台風や大雨、冬は局所的に大雪など、気温、気圧の激しい変化があるため、身体にも負担がかかりやすくなっています。身体へのストレスとなり、筋肉や血管の緊張に及び、凝りがたまり、緊張性頭痛も引き起こしやすくなっていると考えられます。
頭痛のケアや付き合い方は非常にむずかしい点もありますが、筋肉の凝りのケアだけではなく、体や気分もリラックスすることでストレスケアすることがとても大切です。