鍼って??

鍼治療とは

金属である鍼を接触または刺すことで、体に刺激を与えて治癒反応をおこす治療法です。

   なんで痛くないの??

鍼は痛くない

よく鍼って痛そうと言われますが、「痛くない」です。痛くない秘密は・・・

 

 

①鍼は細い

よく使用する鍼は1番鍼’(数が小さいほど細い)で0.16mm、髪の毛と同じ細さです。 

注射針は痛くないと言われている糖尿病用の針でも0.3mm、採血用の針だと0.9mmあります。鍼の太さの2倍~6倍あり、いかに鍼は細いか分かると思います。細い鍼を使う事で傷つく細胞が極端に少なくなるので痛くありません。

 

②鍼は軟らかい

鍼はステンレス製のものを使用しています。軟らかい為曲げても折れる危険も少なく

また、その軟らかさのために注射針のような細胞を引き裂くような無理な刺し方はできません。

管鍼法と鍼灸師の繊細な刺し方によってするすると身体に入ります。

鍼の先端は尖がってなく僅かに丸みをおびています。この形状を卵型と呼んでいます。先端が鋭くなるほど、痛みやすくなります。

現在、使用する鍼はほとんど卵型になります。(※図1)

 

③日本発祥の管鍼法

鍼をさす時に管(くだ)を使う方法です。

管を使う事で鍼が体に対してまっすぐに刺さるようにアシストされるので痛みにくくなりました。

江戸時代の日本人が考えた方法で今では日本以外でも鍼灸治療をするところで使われています。

④鍼は浅く刺す

深く刺すやり方もありますが、まず全ての治療の始めに使うのは浅い鍼です。

浅い鍼は1mm以下の極々浅い鍼で、皮ふの自律神経を刺激して主に体調を整えるために使います。

神経を落ちつけてリラックスさせることで痛みの症状を和らげます。

図1

  浅く刺して効くの?

鍼の効果

浅く鍼を刺すことで皮膚刺激となります。刺激は背骨にある脊髄(※図2-①)に伝わり、脊髄から反射的に筋肉や血管に作用します(図2-②)

脊髄から脳まで信号は伝わり脳から自律神経やホルモンへ反応することで内臓など体全体に作用します(※図2ー③)

これがツボの効果と言われています。

図2

   お灸って??

 

灸治療とは

お灸はヨモギの葉を乾燥し、精製したものを艾(モグサ)と呼びます。

艾を皮ふの上で燃焼させる温熱療法です。ヨモギは燃える温度・速度が人体に適していることから使われています。

お灸と鍼の違いは?

お灸は鍼より深い刺激

お灸は温熱療法なので、まず局部を温める作用があり、血流をよくします。

冷えている範囲をお灸を据えることで、血管を拡げ血流を誘導する作用があります。

また鍼は深く刺せば深い筋肉を刺激できますが、お灸の種類によっては、さらに深い刺激となり、筋肉より深部にある骨や関節まで熱が到達します。(※図3)

ツボによって鍼とお灸を使い分けたり、体の状態に応じて使い分けをします。

図3

お灸の種類

直接灸

お灸を直接皮膚の上にのせて火をつける方法

肌につく前に火を消したりすることで熱量をコントロールして行います

主な大きさは米粒程度のものになります

 

隔物灸

お灸のモグサと皮膚の間にクッションとなる何かしらを挟む方法

軟膏を盛ったりショウガの輪切りを使ったりします

台座灸という一般にも市販されている使いやすいタイプもあります

 

灸頭針

刺した鍼にお灸をつける方法

焚き火にあたるような温かさと鍼を伝って深部に熱がとどくお灸です

 

直接灸
台座灸(せんねん灸)
灸頭針

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